えがしら祥一が計画~実施まで手がけた整備事業②(令和3年12月時点)

【砂防事業】

①青井手川(嘉麻市桑野)

本箇所に架かる普門寺橋は、今年8月の大雨により、被災を受けたため、県道田川桑野線が一時通行止めとなりました。これを受け、次期出水までに早急に通水断面を確保する必要があるため、橋梁架替工事を実施して参ります。

また、土砂災害から住民の安全・安心の確保のための、渓流保全工事の進捗も図って参ります。

 

【新規事業】

①国道211号(嘉麻市嘉穂町)上町交差点改良事業

本箇所は、人家連坦地域であり、交通量が多いにもかかわらず、線形がクランク状になっており、自動車が走行するのに危険な状態であります。そのため、円滑で安全な交通を確保するため、交差点改良を行っています。

なお、近隣には登録有形文化財の寒北斗酒造が立地しています。

今年度は、用地買収を進めていきます。

 

②国道211号(嘉麻市貞月)歩道設置事業

本箇所は、人家連坦地域であり、嘉穂小学校の通学路にも指定されていますが、自動車交通量が多く、歩道も未整備であるため、歩行者が危険な状況で通行しています。

よって、歩行者の安全確保のため、歩道設置を行っています。

なお、本箇所は、歩道整備済及び整備中であることから、本事業によって歩道の連続性が確保できます。

 

③県道飯塚山田線(嘉麻市鴨生)鴨生口交差点

本路線は、飯塚市の国道211号と嘉麻市の国道322号を結ぶ県道です。本路線は、交通量が多くまたバス路線でもあるが、右折レーンがないため朝夕の通勤時間帯には渋滞が発生しています。

そのため、車両の円滑な通行と渋滞緩和を図るべく、交差点改良を行います。

今年度は、測量および設計を進めていきます。

 

【災害関連地域防災がけ崩れ対策事業について】

令和3年8月の大雨による災害については、「激甚災害に対処するための特別財政援助等に関する法律」に基づく激甚災害に指定されました。

激甚災害に指定されると、小規模ながけ崩れについても、市町村が事業主体となる国の補助事業「災害関連地域防災がけ崩れ対策事業」により、対策を実施することが可能となります。

8月13日に嘉麻市岩崎地内(松山地区)で発生したがけ崩れについて、当該事業の申請を県が窓口となり国へ行い、採択を受けました。

今後、嘉麻市より対策工事が取り組まれる予定です。県は事業費の一部を嘉麻市に補助するとともに、私が委員長を務める県土整備部の砂防課が技術的支援を行います。

費用負担割合( 国 : 県 : 市町村 = 5 : 4 : 1 )

 

 

【「水深表示板」の設置について】

大雨時に冠水被害が発生した嘉麻市岩崎地区に、来年度「水深表示板」を設置予定としております。県土整備委員長として、道路改良事業と併せて冠水被害の発生対策も進めております。

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