視察先:岩手県
私が県土整備委員長になり、初めて県外への2泊3日の管外視察が行われました。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発令の為、実施時期や視察行程を調整するのは大変でしたが、当日は現地スタッフの方々にもご協力いただきながら無事に実施することが出来ました。
1日目は、「平泉停車場中尊寺線志羅山地区」を訪れました。
一般県道平泉停車場中尊寺線は、JR東北本線平泉駅と「世界遺産 平泉」の構成資産である中尊寺を結ぶ路線であり、「中尊寺の参道」としての役割を持っている。本事業では、無電柱化とともに生活道路(コミュニティ道路)の整備を行っており、平成22年度から住民と協働で策定したデザインコンセプトに基づき、整備路線を5つの区間に分けて、各々の道路デザインによる整備をしているそうです。
福岡県でも導入したいと感じる素晴らしい事業でした。
2日目は、「東日本大震災津波伝承館」や「高田海岸防潮堤」、「高田海岸養浜」、「気仙沼水門」、「川原川」等を視察しました。
この日、私は東日本大震災後の岩手県を初めて訪れ、10年間テレビでしか見たことのなかった光景が目の前に広がると地震や津波の恐ろしさを改めて体感しました。
3日目は、「梁川(やながわ)ダム」を視察しました。
令和3年7月竣工。梁川の治水対策、既得用水の取水や河川環境の保全に必要となる水の供給、岩手県企業局による水力発電を目的として建設された多目的ダムであり、ダムの効果としては、盛岡市片岡橋付近において、概ね100年に一度の大雨で発生する洪水に対し、ダムによる洪水調節により約1.9m水位低下し、洪水の防止・軽減が図られているそうです。
委員長としての初めて県外への管外視察で学ぶことが多く、今後も初心を忘れることなく邁進して行きたいと改めて感じることが出来ました。