親愛なるエディ

 家族に迎えて約11年、実家で一緒に過ごした愛犬エディが先週、永眠しました。突然の事だったので気持ちの整理がつかないままに日が過ぎていっています。

 私の視察中の出来事だった為に、家族は私の仕事の事を考えてくれて、永眠した三日後後に報告を受けました。病が原因でした。

 エディの父親のマーフィーとは今も一緒に過ごしています。マーフィーの三男がエディでした。

 両親の為にと、両親の元にエディを迎え入れたのが11年前。最初は、突然の事に険しい顔をしていた(笑)両親も、家族が増えたと言っても過言ではない位に、瞬く間にエディが居なくてはならない存在になりました。

 父が腰を痛めて歩けなくなった時は、リハビリを応援するかのように毎朝、毎夕、一緒に歩いてくれて、普通に歩けるようになるまでサポートしてくれました。

 両親が体調不良で寝込んだ時は、励ますように必ず一緒に添い寝してくれてました。

 家の敷地内に車や人が入ってくれば、吠えて教えてくれて番犬の役割をしてくれていました。

 11年間、両親と共に目覚め、朝夕の散歩、近場に出かける時は、車の横に飛び乗って離れず、就寝時には、必ず同じタイミングで布団に入る姿を昨日の事のように思い出してしまいます。

 マーフィーは15年前に、私と兄弟で縁あって札幌で迎え入れました。それからエディを出産。

 ヒトも動物も同じ命。

 どれだけ、エディに癒され、励まされて来たか。生活を共にしていた両親は特に。

 私は、祖母が歩く事が出来なくなった96歳から他界する101歳まで、時間の許す限り生活を共にしました。

 母と交代で病院に寝泊まりして過ごした、あの数年間は今となっては、私の人生にとってかけがえのない時間となっています。

 当時は、本当に大変でした。介護が大変なあまり、家族それぞれが、自身を見失ってしまう程に疲弊してしまい、そのせいで些細な事で喧嘩をしてしまったりする事がありました。

 その大変さを共有したからこそ見えた、親の愛情の深さや、家族だからこその支え合い。

 これは、祖母が命を燃やしながら、私達家族に教えてくれた最後の親としての、祖母としての愛情だったと思っています。

 大変という気持ちを持ちながらも、家族全員で、家族の絆と結束を確かめながら、祖母の最期に寄り添えた事は、今では誇りですし、色々な事を失った時間だったかもしれませんが、祖母が他界した時に、私はなんの後悔もありませんでした。

 全力で祖母の命の灯火と向き合っていたので、この言葉が言えるのだと思います。

 ヒトも動物も関係なく、一度きりの人生。いつ何がおきたとしても、悔いを残さないようにするには、思いやる気持ちを忘れる事なく日々を全力で過ごす事だと思います。

 この事を改めて、エディに再認識させてもらいました。

 エディ!まだまだ、一緒に遊びたかった!いつも、優しく迎え入れてくれて有難うな!

 天国でも元気に過ごしてね!そして、これからは天国から見守ってもらえてたら嬉しいです!

 私達家族の胸の中で、ずっと生きてるから天国でも楽しんで過ごしてね!それでは!

心から、最大限の感謝を!エディ!ありがとう!

カットは、月1で。
日向ぼっこ
お座敷にいつも入って来てました。
首が白い方が、親のマーフィー。
親子仲良し!
左エディ 右マーフィー
エディありがとう!
兄弟からの手紙です。
一覧に戻る