昨日は、福岡県の県南地域にある筑後広域公園 に行って参りました。
筑後広域公園は、筑後市とみやま市に股がる、福岡県営公園の中で一番面積の広い公園です。九州最大級のスケートボードパークもあります。
今回の目的は、筑後市側にあるメインエントランスにワンヘルス・カーボンゲートと石龍、そして、九州芸文館の裏手に、カーボンハットが設置され御披露目式があるという事で参加して参りました。
日本獣医師会長の藏内県議団相談役(筑後市選出)の御挨拶中で「人と動物の健康と環境の健全性は一つ」というワンヘルス の理念のもと、地元の梓設計、東京芸術大学COI拠点特任教授 伊東順二 氏監修、国立競技場や福岡県営の九州芸文館を設計した建築家 隈研吾氏の等設計協力によって当日を迎えられた感謝のお気持ち、そしてモニュメントの説明がなされました。
モニュメントには、地球上で一番古いといわれる炭素(カーボン)を主素材とされたとの事でした。
カーボンは、飛行機にも使用されているという事で、非常に丈夫だけども、加工が難しく、モニュメントとしては、今まで使用されておらず、世界初のモニュメントであろうと、建築家の隈研吾氏がお話されていました。
藏内相談役の、御挨拶の中で県営大濠公園のお話がありました。
大濠公園は、昭和4年に完成したとの事で、当時は美しい池をという事で、あの大きな池を作ったが、1980年代には池の水質が悪化し、アオコの発生や悪臭が深刻化し1985年、水質改善を求める10万人の署名活動が行われた結果、県も対策に乗り出すこととなり、1992年にかけて池の浚渫工事が行われることとなり、数十億円の費用をかけて環境対策をされたとの事でした。
「大濠公園には、武道場、そして能楽堂が出来、近年では、スターバックスコーヒーが出来ている。これからも分かるように、公園というものは、時代のニーズに応えていかなければならないもの。だから、筑後広域公園のメインの入口の建築は急ぐ必要がないと考えました。」この言葉が大変印象的でした。
そして、ゲートの先には、日本初となるワンヘルスの拠点施設となるみやま市に設立予定のワンヘルスセンターが位置しており、この筑後広域公園メインゲートが「ワンヘルスの入口」を象徴し、明るい未来への入口にはると、ご説明いただきました。
突然の参加にも関わらず、素晴らしい御案内、ご配慮を頂いた県執行部の建築都市部公園街路課の皆様には感謝申し上げます。