10年が経ったという事で、新聞、テレビで、今日は朝から東日本大震災関連の情報を多く目にしました。
10年前の3月11日、テレビを前に何もする事が出来ず、怖くて震えた事を覚えています。
テレビを見ながら、関東に住む親族の安否確認をして、次に宮城、福島、岩手に住む友人達に連絡をしましたが、回線がおかしく電話が通じなかったので、メールをして連絡がとれた事を覚えています。
あの日から10年、あの日の事というよりも、あの日の私自身の胸のざわつきは未だに覚えています。
言葉にするのは、難しいあの感覚。
あれから10年、ついこの前のようですが、思い返せば時を刻んだ分、沢山の経験をしました。
あの日を思い出す度に、自分に出来る事は、なんだろう。なにをするべきなのか自問自答の日々でした。
そして、2018年の3月11日に、県議会議員にならせて頂いた日から、自分がやるべき事、やらなければいけない事が、明確になりました。
何事も経験しなければ、物事の本質を知る事は難しいと思っています。
トラウマなようで、トラウマとは違う。
あの日、経験したあの感情、感覚は今の私を構成している一部です。
命の尊さ。一人でも多くの方の笑顔を見る為に。
癒える事のない心、忘れる事の出来ない時間と共に人生を歩まれている方がいらっしゃいます。
同じ日本で生を授かり、生活する者として、政治家として私がやれる事を、全力でやっていく事が、私の人生です。
先ほど、経験しなければ、その物事の本質を知る事は、難しい。と書かせて頂きましたが、もちろん政治家もそうです。
薬剤師になってからしか、分からない事、薬剤師だから分かる事、出来る事があるように、県議会議員も同様に県議会議員だからこそ、という事があります。
私は、嘉麻市選出の福岡県議会議員。
福岡県、そして嘉麻市の明るい未来の為に県政に取り組むのが私の人生です。
ヒトに、生まれたからには命をかけて生きていくのが人生。
当たり前の事ですが、楽と苦を行き交うのが人生。
人に生まれ、人に生かされ、人を生んでいくのが人生。
アルベルト・アインシュタインが言った『誰かの為に生きてこそ、人生には価値がある』という言葉を、最近ふと、思い出しました。
3月11日に、初当選させて頂いた事も今、思えば、大きな意味があるのかもしれないと、気が引き締まります。
目くばり、気くばり、思いやり!を、忘れる事なく精進致します。