福岡県内では5日、新たに122人の新型コロナウイルス感染が確認された。1日当たりの感染者が100人を超えるのは8月2日以来、3日ぶり。
福岡県は、新型コロナウイルスの感染急増を受け、8~21日の間は会食や飲み会を2時間以内、1次会のみとするよう県民に要請する方針を固めた。酒類を伴う飲食店を中心に感染が広がっており、「夜の街」の対策強化で感染拡大を食い止めたい考えだ。
県内では7月中旬から感染が急増。陽性者が100人を超える日も多く、7月31日には過去最多の170人に達した。
急増の一因が酒類を伴う飲食店での感染拡大。キャバクラやスナックなどでクラスター(感染者集団)が多発し、感染した従業員や客から家族や同僚が二次感染する事例も増えている。
このため県は、お盆期間を中心に対策強化が必要と判断。県民に対しては2次会や3次会を控えてもらい、感染対策が不十分な酒類を伴う飲食店、カラオケ店の利用自粛を要請する。
また、県内感染者の約半数を占める福岡市を対象に、感染対策が不十分な酒類を伴う飲食店などに休業要請する。県の調査で、業界団体などが定めたガイドラインを順守していないと分かれば要請を出す。指針を守っていないため、休業に伴う協力金は支給しない。
西日本新聞ニュースより抜粋