新型コロナウイルスに対応するため福岡県などに緊急事態宣言が出されて2週間となった21日、小川洋知事は記者会見で「手を緩めてはいけない。まさにこれからが正念場だ」と強調し、5月の大型連休も含めて引き続き外出自粛などを続けるよう県民に求めた。
県内では21日までに感染が確認されたのは541人。県によると日々の増加数は鈍化しているが、感染経路を追えない感染者の割合が5割まで増えた。
外出自粛要請を受け、繁華街の人出は減った。内閣官房の公表する推計によると、福岡市・天神周辺の人出は、知事が休業要請を決めた4月13日以降、感染拡大前(1~2月の平均値)と比べ平日はマイナス50%台で推移。土日は大幅に減少し、18日は72・1%減、19日は77・7%減だった。
とはいえ東京・渋谷や大阪・梅田の減少幅には及ばず、知事は「週末は人出がかなり減っているが、平日はまだまだ。通勤に出かける必然性や目的を変えないといけない」と、企業に一層の在宅勤務促進を呼びかけた。
県内では感染者の急増で病床不足が深刻化し、感染症指定医療機関や一般病院に確保した300床は約9割が埋まっている。知事は指定医療機関や大学病院の協力の下、早期に2倍近くの570床を確保する目標を掲げた。
このほか知事は、家族が感染して入院したため残された子ども1人を、県の児童相談所で預かっていることも明かした。寝泊まりしていたネットカフェが休業になり、居場所を失った人の受け皿としては春日市の「クローバープラザ」を確保しているという。
西日本新聞より引用させて頂きました。
五月は休日が多いですが、気を抜く事なく、感染防止に気を引き締めて、努めます。